監督:ライアン・ジョンソン
出演:ジョセフ・ゴードン・なんとか
あらすじ:タイムマシンを使い、未来から送られてくる人間を抹殺する「ルーパー」っていうお仕事をしている主人公が、送られてきた30年後の自分と対決したりする話。
面白かった!
開始から約15~20分のセンスバリバリの映像。タイトルの出し方がうまい!
絶妙なテンポなので、飽きない展開。間の取り方がうまいうまい。
全てが停滞した未来世界。(「トゥモローワールド」の世界観に似ている)テクノロジーはそこそこ発達しているものの、社会全体にやる気が感じられず、「もう、俺達こんな感じでダラダラ世界を生きていくよ……」という塩梅で生きる(主に)下層階級の人々。そして、彼らのオンボロ車のフロントに、ソーラーパネルが付いていたり、ギャングの銃がリボルバー式だったり。
話は大きく、2つに分かれる。
前半は、未来世界の様子や主人公の職業内容を観客に伝えながら展開されるクライムムービー。
後半は、「敵」の手から「弱き者」を守る、「シェーン」的な物語。
あまり言うと、ネタバレになるから言わないが、後半はいきなり「キャリー」「シャイニング」「アキラ」とかなんかそんな感じになるので、お気をつけて。
何度も言うが、スタイリッシュな絵を作り、それを絶妙な間で編集し、観客をドキドキさせることが出来る才能溢れる監督。
他の作品も観たくなった。「ブリック」「ブラザーズ・ブルーム」。
あと、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットの「500日のサマー」「ダークナイト・ライジング」も観たい。
それでは、ツタヤで会いましょう。
監督と主演関連の作品。「ブリック」が特に良さそう。
生殖能力が失われた人類。はびこるテロリズム。その中で生まれた新しき「希望」。
溝口監督的長回しを多用するアクションシーンは見物。
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